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トリーバーチ フランス・ドービル欧州歴訪中のオバマ米大統領は26日、仏北部ドービルで開幕した主要国首脳会議（G8サミット）に出席するためフランスに到着した。オバマ大統領は終日行われたG8サミットの討議に参加。また、ロシアのメドベージェフ大統領と個別に会談し、安全保障や経済の問題について話し合った。オバマ大統領は日本の菅直人首相とも会談した。G8サミットには米国の他、イギリス、フランス、カナダ、日本、ドイツ、イタリア、ロシアの首脳が参加した。オバマ大統領は菅首相に対し、3月の東日本大震災とその後の福島第一原子力発電所の事故について米国民は「胸が張り裂ける思いだ」と述べた。またオバマ大統領は「米国は日本が復興を遂げるまで日本を支援する」と述べるとともに「日本の復興を確信している」と語った。菅首相は米国の支援に対し感謝の意を表した。また、米国家安全保障会議（NSC）のダニエル・ラッセル・アジア上級部長によれば日米首脳は9月に菅首相が米国を公式訪問することで合意した。オバマ大統領は6日間の日程でアイルランド、英国、フランス、ポーランドの欧州4カ国を歴訪中。英国では米大統領として初めて、英国議会で演説を行った。フィリピン外務省は２日までに、中国が南シナ海で７月から、石油・天然ガスの新たな探査を開始する計画があるとして、在フィリピン大使館を通じ中国側に抗議した。フィリピン側は、掘削機を設置しようとしている場所を問いただすとともに、「フィリピンの領海で探査が行われるべきではない」と中国側に伝えた。南沙（英語名・スプラトリー）諸島周辺海域では、このところ中国の海洋調査船や海軍艦船の動きが活発化しており、フィリピン側は警戒を強めている。（シンガポール　青木伸行） 焦点：米ロッキードへのサイバー攻撃、犯人特定は困難との見方も